ミスクラウン（2000年生、母トライリズ）

ミスクラウン（2000年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名＋父父名の一部」。毛色は栃栗毛。種牡馬のエルハーブ（当時9歳）と交配したトライリズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方22戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2003年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月5日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた10戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルオーキッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月20日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4歳（2004年）

1月31日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月28日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月13日、中0週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアグネスケイオーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月12日、中2週で迎えた20戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、さぎ草特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、南淡・淡路人形特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、こうべ元町130年記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5歳（2005年）

1月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B3-3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた27戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた31戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた32戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた34戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、がんばる競馬激励特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた35戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた36戦目は、一般B2（高知ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。