クリスタルクリア（1997年生、母アレキサンドラ）

クリスタルクリア（1997年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時17歳）と交配したアレキサンドラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月28日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のナムラマイカに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

3歳（2000年）

4月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のあずさ賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4歳（2001年）

4月14日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の霞ケ城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。