イットガール（2012年生、母プルミエールマルク）

イットガール（2012年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「セクシーな女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時18歳）と交配したプルミエールマルクが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C2三。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月23日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスプリングストームに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のスプリングストームに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、モーちゃん牛乳杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2016年）

3月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月3日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念金ケ崎町賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた18戦目は、久慈市まめぶ汁賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた20戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。