メモリーパフィア（2006年生、母メモリーラマン）

メモリーパフィア（2006年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ハーブ名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノボジャック（当時9歳）と交配したメモリーラマンが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のブルーモーリシャスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3歳（2009年）

1月31日、中6週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

7月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスカイノダンに2馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

8月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4歳（2010年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、アスドゥクールにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月6日、中2週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダノンプログラマーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入った。

5歳（2011年）

5月15日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月6日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。