ドラゴンブースト（2022年生、母トーコーディオーネ）

ドラゴンブースト（2022年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドラゴンのブースト」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時18歳）と交配したトーコーディオーネが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はゼットステーブル。2024年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で2着に入った他、2025年の京成杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ゼットステーブルから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会水谷昌晃によって935万円で落札された。

藤野健太厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月21日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブーディガを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたランフォーヴァウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月15日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田口貫太騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2025年）

1月19日、中4週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたニシノエージェント決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月20日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。