タマモアスリート（2005年生、母ノクターン）

タマモアスリート（2005年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋秀でた選手。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時21歳）と交配したノクターンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサウスエンピリカルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2008年）

9月14日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2009年）

3月28日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月27日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた10戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5歳（2010年）

3月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクユニヴァースを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って久々の実戦をモノにした。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、JRA姫路場外特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた16戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、神姫バス杯（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカワチノオジサンに2馬身の差をつけて優勝

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したカウンセラーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月8日、中2週で迎えた21戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月11日、中2週で迎えた23戦目は、「近江米・秋の詩」特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったサクラプレジャーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた24戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグッドリーズンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた26戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ヴィズミック特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。