オールパルフェ（2020年生、母クイーングラス）

オールパルフェ（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「完全+無欠(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したクイーングラスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカタオカフアーム。2022年のデイリー杯2歳ステークス(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ノッキングポイントに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフェルドランスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のダノンタッチダウンを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

3歳（2023年）

3月19日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦2勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

11月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた9戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に終わった。

4月7日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。