ビクトリーモール（1999年生、母ヒロノケート）

ビクトリーモール（1999年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勝利に続くモール」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したヒロノケートが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方33戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2-8。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

10月5日、デビュー戦は平沢健治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月3日、中7週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた4戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオレックスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるダークスティンガーを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-7（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したペガサスビコーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、まつり特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツジリバルドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーピルイに1馬身の差をつけて優勝

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤川洋一郎騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリワードホルンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤川洋一郎騎手（13戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤川洋一郎騎手（14戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルアビリティを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバクシンライアンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を手にした。

11月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（15戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（16戦3勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた24戦目は、辰口温泉特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

5歳（2004年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（17戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドフューチャに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、コーヒーマート賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（18戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた27戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2 12（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2 12（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（19戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2 12（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月5日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（20戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムクロシオを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（21戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた32戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（22戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月14日、中7週で迎えた34戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。