タマモアルム（2013年生、母ハイジ）

タマモアルム（2013年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋山地の放牧地（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したハイジが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたボンナヴァン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ダノンアローダに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のベルウッドエフディに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトラキアンコードに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2017年）

1月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月11日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。