フミノストーム（1996年生、母フミノクリスタル）

フミノストーム（1996年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したフミノクリスタルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2001年のTVQ杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月30日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウインスポットにアタマ差届かず2着となった。

2月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデルマギャンブラーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2000年）

8月27日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松本達也騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、長月特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードアルコに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月8日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したウインテイクハートに3/4馬身届かず2着となった。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松本達也騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサンエムマジックに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

5歳（2001年）

6月30日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーワスキーをハナ差振り切って4勝目をマークした。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本達也騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた18戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6歳（2002年）

10月13日、約10か月半の休養明けで迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7歳（2003年）

5月11日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。