ナムラコンコルド（1996年生、母ヒダカジエラン）

ナムラコンコルド（1996年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のフオテイテン（当時12歳）と交配したヒダカジエランが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中村勝則。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の筑後川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村勝則から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月7日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3歳（1999年）

5月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったマインドスケイプにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のゼンノタンゴに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の夙川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の戸畑特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4歳（2000年）

1月29日、中6週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（12戦1勝）。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（14戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したドラゴンマーテルにクビ差届かず2着となった。

3月19日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（15戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（16戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒゼンオータダクニを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフェリシタルを半馬身振り切って3勝目を手にした。

9月9日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシードミンゴに7馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月30日、中2週で迎えた26戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた27戦目は、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3180m 外2周小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。