ノアオーカン（2010年生、母ドーパミン）

ノアオーカン（2010年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家族名より＋王冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時13歳）と交配したドーパミンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地31戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、杉元四男によって315万円で落札された。

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったミリオンフレッシュにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のベロムをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月11日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた24戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた27戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた28戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月13日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

5歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた31戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。