ニホンピロエリート（1996年生、母ニホンピロドリーム）

ニホンピロエリート（1996年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時11歳）と交配したニホンピロドリームが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着1回、中央障害8戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月11日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1999年）

3月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロックワンダーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2000年）

5月13日、約9か月の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラカインドに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた21戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3180m 外2周小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた23戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったパパラにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた27戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉ダート2400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた31戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に57kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6歳（2002年）

5月11日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。