アップルマティーニ（2001年生、母メヤディーニ）

アップルマティーニ（2001年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「カクテルの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のRahy（当時16歳）と交配したメヤディーニが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、八木良司によって756万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のサイレントアスクに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のナナヨーヒマワリに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月31日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

9月25日、中7週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

11月20日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したランペルティーザを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

1月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3月12日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったヒカリアイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2006年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたイブキペガサス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアグネスケイオーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月25日、中3週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキョウエイシンファに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月24日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。