ベガトリック（2007年生、母ナイスファッション）

ベガトリック（2007年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時19歳）と交配したナイスファッションが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、地方29戦1勝2着1回。2009年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

5月5日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカットイッタウトを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた3戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスズカフェニックス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのうらかわ優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月30日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月28日、中3週で迎えた11戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた13戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったテンシノデジタルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4歳（2011年）

2月3日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十 11ア（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。