プルスウルトラ（2018年生、母ローブドヴルール）

プルスウルトラ（2018年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もっと先へ(ラテン語)」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したローブドヴルールが13歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。2020年のカトレアステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユイノチャッキーに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2021年）

1月30日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

3月20日、中3週で迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月2日、中5週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月11日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月8日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

12月11日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4歳（2022年）

1月30日、中6週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したレゴリスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2023年）

5月28日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハイライフをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6歳（2024年）

3月3日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田純次騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。