セントブレーブ（1990年生、母セントバッカス）

セントブレーブ（1990年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスカラマンガ（当時8歳）と交配したセントバッカスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は522kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ブラストウェーブに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月10日、中6週で迎えた5戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のローランリバースをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4歳（1994年）

1月22日、中8週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月30日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月20日、中2週で迎えた15戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったワイドスイセイを半馬身捉え切れず2着となった。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月10日、中7週で迎えた20戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトコハルに2馬身の差をつけて2勝目を収める

10月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストテイオーに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアテヨーノスペインから1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1995年）

6月30日、約8か月の休み明けで迎えた24戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、パール特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、米元圭騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1996年）

1月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米元圭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月5日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米元圭騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月23日、約10か月半の休み明けで迎えた28戦目は、鈴木千予騎手を鞍上に迎えて、寒椿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1997年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2六（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた31戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のローベルマミーに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた33戦目は、椎名廣明騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。