リンデンデスティノ（1996年生、母ハーデイピユアー）

リンデンデスティノ（1996年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時7歳）と交配したハーデイピユアーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。1998年のききょうステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、林田秋利によって1,638万円で落札された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月23日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のキンショーテガラに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1999年）

10月17日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月20日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の甘木特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ナイティーナイナーに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2000年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。