オーバーウェルム（2012年生、母Beautyandthebeast）
Overwhelm
2012.02.21
オーバーウェルム（2012年2月21日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「圧倒する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のLemon Drop Kid（当時16歳）と交配したBeautyandthebeastが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地26戦0勝2着4回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C1。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 29戦3勝 [3-4-1-21/29]
- 総賞金国内
- 1,295万円
- 生年月日
- 2012年2月21日
- 出生国
- カナダ
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 黒鹿毛
- 厩舎
- 池上昌和美浦
- 馬主
- （株）Basic
- 生産者
- Ballycroy Training Centre
- 抹消情報
- 中央：2017年10月4日抹消
地方：2017年5月4日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のBeautyandthebeastは海外重賞1勝（米国芝）。祖母のNicola Bellaは海外8戦1勝。父のLemon Drop Kidは海外G1・5勝（米国ダ[5勝]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| きS | Striking＝Busher | 7*7 | 1.56% |
| 牡 | Mr. Prospector | 3×3 | 25% |
| 牡 | Northern Dancer | 5×4 | 9.37% |
| 牡 | Native Dancer | 5*7×5*6*6 | 10.15% |
| 牡 | Hail to Reason | 6×5*6 | 6.25% |
| 牡 | Polynesian | 6*7×6*7*7 | 5.46% |
| 牡 | Nasrullah | 6*7*7×6*6 | 6.25% |
| 牡 | War Admiral | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Turn-to | 6*7×6*7 | 4.68% |
| 牡 | Nearco | 7*7×6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Bull Dog | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | Ribot | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Princequillo | 7*7*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Pharamond | 7×7 | 1.56% |
| 牝 | Special | 5×5 | 6.25% |
| 牝 | Natalma | 6×5*5 | 7.81% |
| 牝 | Almahmoud | 7×6*6*6 | 5.46% |
| 牝M | Lalun | 6*6 | 3.12% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- キングマンボ系
- ファミリーナンバー
- 19-b
レース成績
経歴
デビュー前
田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2014年）
10月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
11月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルノルフィーニを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
3歳（2015年）
1月17日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスナッチアキスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
2月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。
3月14日、中5週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。
4月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したハーランズロマンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。
5月31日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったデストリーライズにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
6月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
7月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
8月16日、中3週で迎えた11戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
10月14日、中6週で迎えた13戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーオブハースに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
10月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコウザンテッペンを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。
11月20日、中2週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウパシオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然人気に応えた。
12月19日、中3週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。
4歳（2016年）
2月27日、中9週で迎えた17戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。
4月24日、中7週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。
5月8日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。
6月19日、中5週で迎えた20戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。
8月28日、中9週で迎えた21戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。
10月10日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。
12月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。
5歳（2017年）
2月5日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
2月11日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。
4月22日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。
7月16日、中7週で迎えた28戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
9月3日、中6週で迎えた29戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。