ルカランフィースト（2021年生、母ゴージャスランチ）

ルカランフィースト（2021年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「豪勢なごちそう」。毛色は青鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時10歳）と交配したゴージャスランチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年のスプリングステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボーモンドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月25日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

3歳（2024年）

1月21日、中7週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のアレグロブリランテに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月17日、中7週で迎えた4戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月16日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4歳（2025年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの初日の出賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた8戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鹿野山特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアライデンを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

8月23日、中7週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2025ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。