ラヴィアンクレール（2008年生、母ダークエンディング）

ラヴィアンクレール（2008年1月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「明るい人生（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したダークエンディングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回、地方10戦0勝。2011年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で3着に入った他、2015年の京葉ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッフェルンに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月27日、中9週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイーグルカザンをアタマ差振り切って勝利をモノにする

3歳（2011年）

2月19日、中8週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルクシュナイダーに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

6月3日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアドマイヤジャガーにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2013年）

1月19日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月28日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月23日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

6歳（2014年）

1月5日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月17日、中5週で迎えた16戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコウユーサムライ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月22日、中2週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したエアカーネリアンに半馬身届かず2着となった。

5月11日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

6月14日、中4週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月1日、中8週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったオビーディエントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

7歳（2015年）

1月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒカリマサムネをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月1日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアメージングタクトをハナ差振り切って雨中の大混戦を制した。

4月19日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月30日、中5週で迎えた27戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月12日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月22日、中6週で迎えた30戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8歳（2016年）

5月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた33戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた35戦目は、インタラクションカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月6日、中2週で迎えた36戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月27日、中2週で迎えた37戦目は、師走オープン（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9歳（2017年）

1月26日、中3週で迎えた38戦目は、’17ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。