エースインザホール（2007年生、母グローバルカード）

エースインザホール（2007年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伏せているエースのカード。最後の切り札。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したグローバルカードが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハシモトファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ハシモトファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ユニオンオーナーズクラブによって1,375.5万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,100万円（4.2万×500口）で一口馬主が募集された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月24日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビレッジペガサスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

9月26日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志でバテずに粘り続けて、最後は2着のツクバキングに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4歳（2011年）

2月5日、中7週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月23日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッツゴーマークンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のニシノゲイナーに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2012年）

10月7日、約11か月の休み明けで迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

11月10日、中4週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。