タカラブネ（2005年生、母オープンマーチ）

タカラブネ（2005年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宝船」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したオープンマーチが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。7歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月27日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

5月24日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロックオブサリサに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のネオシンフォニーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4歳（2009年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。