パリスアラジン（1992年生、母アンナサンシー）

パリスアラジン（1992年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時15歳）と交配したアンナサンシーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）エービーシーファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方19戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月3日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

7月30日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、シロキタパワーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のミナミノジャックに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1996年）

10月17日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた15戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、広尾特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ホクチク特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、札内特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1997年）

5月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた18戦目は、鴨々川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、鵡川ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた20戦目は、アルデバラン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、ヘールボップ彗星特別（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、ジュピター特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、マゼラン特別（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のクラエツシャトルに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた24戦目は、アルビレオ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、芽室特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた26戦目は、十勝農協連特別（帯広ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた27戦目は、奈井江特別（岩見沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた28戦目は、鳩ケ丘特別（岩見沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中0週で迎えた29戦目は、栗山特別（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。最後はクリスタルリブラと並んで5着同着となった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、北海あいがも特別（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、門別RC開設記念特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月18日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、苫小牧特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は秋田大助騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた33戦目は、沼の端特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。