ムーンライトラブ（1990年生、母ハシホリデー）

ムーンライトラブ（1990年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストームオンザルース（当時7歳）と交配したハシホリデーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地18戦2勝。主な勝ち鞍は1993年の恵山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月4日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタマモアラシに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミュージックガールを半馬身振り切って2勝目を手にした。

10月31日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（11戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4歳（1994年）

7月23日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（13戦2勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（14戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。