シベリアンベアー（2001年生、母Be Elusive）

シベリアンベアー（2001年2月14日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「シベリアの熊（白熊をイメージして）」。毛色は芦毛。種牡馬のボストンハーバー（当時7歳）と交配したBe Elusiveが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5月9日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルトップウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイタクアリアスに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2005年）

3月29日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

10月14日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラクルグリーンに4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

12月23日、中5週で迎えた13戦目は、27th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。