パワフルローマン（2008年生、母キタサンヒメ）

パワフルローマン（2008年4月21日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時21歳）と交配したキタサンヒメが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。戦績は、地方42戦3勝。2010年の’10ゴールドジュニアーで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

宮本康厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2010年）

6月28日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は521kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のローレンエンジェルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパンキーボスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月29日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの’10ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアンローズを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月10日、中4週で迎えた6戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた12戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた15戦目は、新優駿たちの蹄跡賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた16戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた17戦目は、早春賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた18戦目は、陽春賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた19戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、木蓮特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた27戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた28戦目は、アーバンステージ葉月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた29戦目は、新涼賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた30戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3三（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた32戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた33戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月26日、中0週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5歳（2013年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた36戦目は、八丈富士賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた37戦目は、ニュー・トゥインクルジャックポット賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた39戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた40戦目は、夏木立特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた41戦目は、半夏生特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（7戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。