コパノエミリア（2022年生、母アンジェラスベル）

コパノエミリア（2022年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時12歳）と交配したアンジェラスベルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は北島牧場。2025年の関東オークス(牝Jpn2)で2着に入った他、2025年の東海クイーンカップ(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月1日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファストワンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミランミランに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのペリドット特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳オープンのブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったゼロアワーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったミランミランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2025年）

2月2日、中4週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた12戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの東海クイーンカップ（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエレインアスティをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦ののじぎく賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスカティアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月18日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったメモリアカフェに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定3歳Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のラヴィアンに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月27日、中4週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。