ウルワシノハナ（2004年生、母マジックガール）

ウルワシノハナ（2004年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「麗しい、輝くように美しい花」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したマジックガールが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって451.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、華山龍一によって1,627.5万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月6日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラキューティーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月4日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

12月23日、中6週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月27日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月22日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のイカガデスカを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。