アクアベール（2011年生、母サンデースクリーン）

アクアベール（2011年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「水＋ベール」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したサンデースクリーンが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、中央平地4戦0勝、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富本茂喜から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、富本茂喜から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ファーストビジョンによって126万円で落札された。2歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

3歳（2014年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイーストフォンテンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたウインブレット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチーキープリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた17戦目は、3歳戦の養分記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の祝!小野哲平・亜沙美結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、レジェンド・ビジンちゃんカップ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。