ヒシハリケーン（2009年生、母ヒシショウコ）

ヒシハリケーン（2009年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋熱帯低気圧」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したヒシショウコが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、地方15戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2三。

経歴

デビュー前

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2012年）

11月2日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月7日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた2戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4歳（2013年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた3戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、さなの夢馬券記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた4戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したイチカバチカに半馬身届かず2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、一般C26（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソウゲンシルバーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月4日、連闘で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトーホウビートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジプシーキングに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、まねき馬倶楽部in名古屋競馬場（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヴァルカモニカに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ドリームパイソンにアタマ差交わされて2着となった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオーバルライトにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸山真一騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダイヤモンドタクトを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月2日、中3週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウドウテツに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったライジングバイオに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。