ロングラン（2018年生、母ノッテビアンカ）

ロングラン（2018年2月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「長く元気に走ってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したノッテビアンカが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年の小倉大賞典(ハンデG3)で2着に入った他、2023年の小倉大賞典(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、梅澤明によって1,836万円で落札された。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月29日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

3歳（2021年）

1月5日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアメリカンエールに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月14日、中9週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキタノリューオーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦2勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2022年）

2月27日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（5戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

6月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴァンルーラーをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のアナゴサンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2023年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月16日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

9月24日、中9週で迎えた17戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた19戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスタボニータをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

6歳（2024年）

2月18日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したエピファニーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月14日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。