マイネルシュバリエ（2012年生、母マイネポリーヌ）

マイネルシュバリエ（2012年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋騎士（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時7歳）と交配したマイネポリーヌが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地29戦1勝2着4回。2014年の札幌2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2015年のプリンシパルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,100万円（11万×100口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピュアノアールに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったブライトエンブレムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G2のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月22日、中8週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（2016年）

1月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったマルターズアポジーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフォワードカフェ決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月28日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（10戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（13戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、スモークフリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

12月10日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5歳（2017年）

1月5日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

9月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（14戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月12日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月28日、中6週で迎えた27戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の2017ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

6歳（2018年）

2月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。