ヒットザシーン（2018年生、母マイネプリンセス）

ヒットザシーン（2018年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「登場する。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したマイネプリンセスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月21日、中9週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2021年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクイーンズキトゥンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着を確保した。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

8月22日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたリフレーミング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

1月23日、中2週で迎えた17戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったゾンニッヒにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月27日、連闘で迎えた20戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた21戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメモリーサボアールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（9戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、トラウンシュタインにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（11戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラニュイエトワールを鮮やかな末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月20日、中7週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルームスベリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったトーセンメラニーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月5日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月18日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラスの2003メモリアルシンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（12戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた34戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた35戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアーモンドアイメモリアル（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。