テンシュカク（1995年生、母セノエウインク）

テンシュカク（1995年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時10歳）と交配したセノエウインクが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方34戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月5日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1999年）

2月4日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、バレンタインスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月14日、中0週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はトーワミューと並んで6着同着となった。

5月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るギャグキャストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウエストリュウジンを捕まえ切れず、約12馬身差の2着となった。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワラクオーに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5歳（2000年）

1月2日、中0週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で権藤学騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

1月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフェアリーシーンを半馬身振り切って制した。

1月30日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は権藤学騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月15日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は東真市騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東真市騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東真市騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東真市騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた35戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた36戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、金峰山特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた37戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた38戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、金峰山特別（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた39戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた40戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月15日、約4か月半の休み明けで迎えた41戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた42戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた43戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた44戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた45戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。