スマートマウアー(2016年生、母ハイジトウショウ)
Smart Mauer
2016.05.09
スマートマウアー(2016年5月9日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+城壁(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル(当時14歳)と交配したハイジトウショウが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C2一。
経歴
デビュー前
大久保龍志厩舎(栗東)へ入厩。
2歳(2018年)
9月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(中山ダート1200m 晴/稍重)に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
11月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利(京都ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手(1戦0勝)。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。
3歳(2019年)
4月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利(阪神ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手(2戦0勝)。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
4月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利(京都ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手(3戦0勝)。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
5月4日、中1週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(新潟ダート1200m 晴/良)に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
7月6日、中8週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(中京ダート1200m 曇/重)に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
8月8日、中4週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二(園田ダート1400m 晴/良)に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴリョウサンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。
8月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/良)に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手(1戦1勝)。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のジューンソフィアに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
4歳(2020年)
2月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、春寒特別(笠松ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、スペシャルボスに交わされて1馬身差の2着となった。
4月18日、中7週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス(阪神ダート1400m 曇/不良)に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。
5月30日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス(京都ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手(1戦0勝)。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス(中山ダート1200m 曇/良)に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
9月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス(中山ダート1200m 小雨/重)に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手(1戦0勝)。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。
12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利(中京障害芝3000m 晴/良)に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。
5歳(2021年)
2月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス(中山ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。
5月9日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利(新潟障害芝2890m 外→内 曇/良)に出走。鞍上は草野太郎騎手(1戦0勝)。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。
5月29日、中2週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス(東京ダート1600m 晴/稍重)に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。
2021年6月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
7月3日、中4週で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、濱尚美騎手応援特別(高知ダート1300m 雨/不良)に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。
8月21日、中6週で迎えた19戦目は、渡辺彩夢特別(高知ダート1300m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手(1戦0勝)。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョウショーハニーに5馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。
9月11日、中2週で迎えた20戦目は、ダリア特別(高知ダート1400m 曇/重)に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手(2戦1勝)。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のディープスピリッツに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。
10月9日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3-10(高知ダート1300m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手(3戦2勝)。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラアラシに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
10月30日、中2週で迎えた22戦目は、浦戸湾特別(高知ダート1800m 晴/稍重)に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手(4戦3勝)。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のネルソンタッチに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
11月20日、中2週で迎えた23戦目は、鏡川特別(高知ダート1900m 晴/稍重)に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手(5戦4勝)。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。
6歳(2022年)
3月16日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、四国の畜産物特別(高知ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手(6戦4勝)。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。
4月24日、中5週で迎えた25戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、頑張ったねセリア特別(高知ダート1400m 曇/不良)に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。