ムーンライトココ（1993年生、母トウカイシヤトー）

ムーンライトココ（1993年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時10歳）と交配したトウカイシヤトーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月7日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったカリスタシンフォニに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月29日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギノアイーダを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月27日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズノフルールを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4歳（1997年）

2月8日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（8戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（9戦1勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月17日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（15戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（16戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた26戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。