ワタシデイイデスカ（2020年生、母ブルーライトクロス）

ワタシデイイデスカ（2020年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私でいいですか。本馬のセリ場での顔の印象より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したブルーライトクロスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンユウフアーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンユウファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松田整二によって330万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリヨンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月17日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2025年）

3月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた12戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーベントイアーに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソルベックに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナックジュピターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月5日、連闘で迎えた15戦目は、八神もんちゃんお誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダフニスに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、百万石かがやきナイター1日目ファイナル賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったラブアンドラッキーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月4日、中9週で迎えた17戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アポロミラクルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中5週で迎えた18戦目は、五郎島金時今が旬!賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライズタイガに4馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマハガネに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月6日、中1週で迎えた20戦目は、獅子吼高原特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアポロミラクルに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、金沢競馬は楽天競馬で投票!特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソングフォーユーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

11月17日、中3週で迎えた22戦目は、ポイントで馬券を買おう!楽天競馬特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、ポイントで馬券を買おう!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメルテミアを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。