カノヤウイナバトル（2000年生、母カノヤロマン）

カノヤウイナバトル（2000年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦いに勝つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したカノヤロマンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は坂東島繁藤。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3歳（2003年）

3月23日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた7戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンザンファンシーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東真市騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。