ダイワエルフィン（2002年生、母パープルアベニュー）

ダイワエルフィン（2002年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精のような」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したパープルアベニューが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6月19日、中4週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月30日、中5週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月16日、中6週で迎えた9戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリードマイリップスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高野毅騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、上野特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野毅騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野毅騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したレオソニックを差し切れず、2馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高野毅騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高野毅騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、北区特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は高野毅騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアポロサティーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月13日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、墨田区特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、荏原特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（10戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。