ミヤマキリシマ（2008年生、母ブルーフレンチ）

ミヤマキリシマ（2008年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「深山霧島。ツツジ科の植物名」。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したブルーフレンチが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月31日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモキンプウに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、連闘で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンザイチバンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のフォーマルハウト賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のシリウス賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦のカペラ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。

3歳（2011年）

1月23日、中5週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳KJ3の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の日峯特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月10日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。