サクラプリファー（2000年生、母サクラユメジ）

サクラプリファー（2000年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋選ぶ、好む。多くのファンに選ばれ、好まれる馬になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したサクラユメジが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンオキザリスに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に敗れた。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月27日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4歳（2004年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のジェルソミーナに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったジェイケイアジュデに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月25日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5歳（2005年）

4月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月19日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

9月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。