マルタカフィンガー（2004年生、母トウカイマドンナ）

マルタカフィンガー（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋指」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時12歳）と交配したトウカイマドンナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）エクセレンスファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方37戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のファイナルレース(一般A3)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月22日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3歳（2007年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったセラフィックロンプに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったビターオレンジにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月16日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、今年もよろしく特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月3日、中4週で迎えた11戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、がんばれ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた13戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた14戦目は、新しい高知の地鶏特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた16戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、大介誕生日特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、彰宏真弓結婚記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森井美香騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石本純也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、哲ちゃん復活祝い特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森井美香騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般A3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森井美香騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた23戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るギブリーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般A3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた25戦目は、しっとの夏特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェアリーソングにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた26戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、嘉彦博子結婚一年特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた29戦目は、頑張れ高知けいば特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた30戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた31戦目は、シリーズ第2戦（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般A2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は森井美香騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた34戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた35戦目は、和久今年こそ結婚特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森井美香騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた36戦目は、きっちんゆう立春特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた37戦目は、エステック特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた38戦目は、関西から来たでぇ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた39戦目は、ありがとうあらた特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた40戦目は、ピカピカ一年暉生特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（9戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた41戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森井美香騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた42戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた43戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた44戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた45戦目は、孝男と美樹子結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。