シンコウグロリー（1988年生、母アグネスラベンダー）

シンコウグロリー（1988年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルグロリー（当時6歳）と交配したアグネスラベンダーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月8日、中7週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ウインドシェーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（1991年）

1月27日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヤマショウラッキーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルヘイセイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月21日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のヤマショウラッキーに1馬身半の差をつけて優勝

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

10月5日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のバイエルに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

2月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、テレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。