マルブツミョーオー（1984年生、母マルブツバンシー）

マルブツミョーオー（1984年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のゲイルーザツク（当時15歳）と交配したマルブツバンシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柳谷正。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、地方15戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

5月23日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、イーグルロマンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加用正騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイドールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月4日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加用正騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャックスパークに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のキクノポイントに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1988年）

7月16日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上400万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は加用正騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた16戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた21戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北川和典騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラビアンインターを捕まえ切れず、ハナ差の1着2勝目を獲得した。

5歳（1989年）

2月18日、中8週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北川和典騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で北川和典騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で北川和典騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のロッコーヤマフに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月15日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は加用正騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は加用正騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は加用正騎手（11戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月24日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、山内和明騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた33戦目は、新涼特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山内和明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた34戦目は、夕月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山内和明騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた35戦目は、A2 B1-2（中京(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山内和明騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドクターイーグルからハナ差の2着となった。

10月19日、連闘で迎えた36戦目は、かえで特別（中京(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山内和明騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた37戦目は、スポニチ杯（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山内和明騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた38戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山内和明騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた39戦目は、迫田清美騎手を鞍上に迎えて、B1（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月11日、中0週で迎えた40戦目は、A2 B1（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山内和明騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた41戦目は、忘年特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山内和明騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1990年）

1月4日、連闘で迎えた42戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山内和明騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノラブリーから3馬身差の2着となった。

7月16日、約6か月半の休み明けで迎えた43戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山内和明騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた44戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山内和明騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月24日、中2週で迎えた45戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山内和明騎手（12戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた46戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山内和明騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。