ロードアトラス（1995年生、母Hail the Lady）

ロードアトラス（1995年1月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のEl Gran Senor（当時14歳）と交配したHail the Ladyが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害8戦4勝2着1回。1999年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、1999年の洛南ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額6,500万円（32.5万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月30日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオンリーコマンダーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

1月31日、中5週で迎えた3戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でO.ペリエ騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

2月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

9月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

4歳（1999年）

4月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングイカロスからクビ差の2着に甘んじた。

8月14日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンラッキーをクビ差制して久々に勝ち星を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3170m 外2周曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のポリッシュボーイをクビ差制して3勝目をつかんだ。

11月20日、中4週で迎えた15戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノセイガイハに約21馬身の大差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

5歳（2000年）

9月30日、約10か月半の休み明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリンガスボーイをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

11月11日、中5週で迎えた17戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2003年）

4月26日、約30か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（9戦4勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（10戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。