アンリヴィールド（2009年生、母Stylish Society）

アンリヴィールド（2009年1月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「明らかにされてない、秘密の、知られない」。毛色は栗毛。種牡馬のForest Wildcat（当時18歳）と交配したStylish Societyが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の新涼特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月26日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のクルージンミジーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のローレルボルケーノを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3歳（2012年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月2日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のタッチシタイに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

7月21日、中6週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルモトナリに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦4勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5歳（2014年）

2月23日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月8日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦4勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6歳（2015年）

2月8日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（8戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオースミイージーにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月21日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月11日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた18戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7歳（2016年）

1月16日、中6週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。