フライングショット（2014年生、母フライングバルーン）

フライングショット（2014年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタートルボウル（当時12歳）と交配したフライングバルーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方14戦5勝2着1回。2016年のサッポロクラシックカップ(地方重賞)に勝利した他、2016年のイノセントカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

5月31日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったマイティキングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリトルキッチンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るローズジュレップを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

12月14日、中7週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2017年）

1月13日、中3週で迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイアンハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

2月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の菜の花賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスカダイヤモンドに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月20日、中5週で迎えた11戦目は、3歳戦のパンジー特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコパノミザールに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月26日、中9週で迎えた12戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた13戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。