フリートメモリーズ（1998年生、母プチメモリーズ）

フリートメモリーズ（1998年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時14歳）と交配したプチメモリーズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方13戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の光徳賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月4日、デビュー戦は白坂聡騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイケハヤブサに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂聡騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた7戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、山口盛弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4チ（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランから半馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C4ト（足利ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシノリューオーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C4ロ（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフィニシュラッキーに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3ロ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンキセキに半馬身の差をつけて3勝目をマークした。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカヌマパークリヒメに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2002年）

6月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノプリンスに半馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノプリンスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2003年）

1月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイドウミノルをハナ差制して久方ぶりの実戦をモノにした。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（足利ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和博騎手（10戦7勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和博騎手（11戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。