オケアノス（2012年生、母オーミチェリッシュ）

オケアノス（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の巨神族の一人」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時15歳）と交配したオーミチェリッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着5回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、タケルラムセスに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ミステリウムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ココスタイルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ラブオーディーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ムーンレンジャーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルールークを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

6月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

7月27日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた10戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルサマー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエイコースナイパーに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサヤケにクビ差届かず2着となった。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、クリスマスイブ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2016年）

2月7日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2017年）

3月26日、約12か月半の休養明けで迎えた19戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、最後はトラキアンコードと並んで5着同着となった。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2018年）

1月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月29日、約6か月半の休養明けで迎えた30戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。